生まれた時刻のしらべかた

命宮は、一刻 — およそ二時間ごとに、静かに動いてゆきます。 時刻がひとつずれれば、盤の景色も、あなたの分身も、別の顔を見せる。 だから紫微斗数は、生まれた「その時」を、なにより大切にしてきました。

時刻の分からぬまま盤を立てることに、慎重であれと説く流儀もあるほどです。 — けれど、あきらめるのはまだ早い。時のしるべは、案外、身近なところに眠っています。

母子手帳をひらく

いちばんの手がかりは、母子手帳。「出生の状態」の欄に、あなたが生まれた時刻が分の単位で記されていることがほとんどです。実家の棚の奥、アルバムのかたわら — まずは、あの小さな手帳を訪ねてみてください。

産院・病院の記録をたずねる

手帳が見つからなければ、生まれた産院や病院に、分娩の記録が静かに眠っていることがあります。記録の保存には年限がありますから、思い立った日が吉日です。市区町村へ出された出生届にも、時刻は記されています。

家族の記憶をたどる

正確な時刻でなくて、よいのです。時間帯まで絞れれば、十二刻の候補は二つ三つまで狭まります。「朝ごはんの前だった?」「外は、もう明るかった?」「テレビは何の時間だった?」— 出来事と結びついたとき、記憶はふいに戻ってくるものです。

それでも、わからないときは

斗数堂は、正午ごろ(午の刻)を仮の座として、参考の盤をお出しします。アプリでは、十二刻それぞれの分身から「じぶんらしい一体」を選ぶ、手がかりの道も。さらに専門の世界には、結婚や転機など人生の節目から時刻を逆算して照らし合わせる「定盤」という方法があり、時刻の分からぬ人のための指南書(『逆引き紫微斗数』など)も著されています。深く知りたくなったら、そうした書物や鑑定家を訪ねるのも、ひとつの道です。

時刻が見つかったら、どうぞ鑑定ページで入れ直してみてください。 盤の景色が、変わるかもしれません。そして、分からぬままでも — 星との出会いは、参考の一枚として、じゅうぶんに楽しめます。